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「9・11」から13周年、その前夜にシリア空爆を発表したオバマ
ですが、その仲介者のロシアは、その後はウクライナ情勢を巡って西側と間接的な「ホットな戦争」を戦うことになり、今となっては「プーチンに仲介を頼んだ」オバマは「甘かった」として批判されているわけです。一方で、その「オバマが信用しなかった反政府勢力」の中から、今回はISIS(自称「イスラム国」)が登場して、シリアを拠点にイラクへの侵攻や、クルド自治区への迫害行動などを展開し始めたわけです。
ISISは、モスルのキリスト教徒を迫害、クルド人のヤジーディー教徒を迫害、更にはアメリカ人のジャーナリスト2名の「斬首」動画を公開するなど、激しくオバマ政権を挑発し続けました。ここへ来て、オバマは「反撃しなければ、アメリカを守れない弱腰大統領」だという批判を、野党・共和党からのプレッシャーとして強く受けることになったのです。
ですが、イラク戦争終結を公約に掲げたオバマとしては、イラクの地では地上軍は動かせません。またアメリカの特にオバマ支持の世論も「イラク戦争に反対したからオバマに投票した」という意識が強く、イラクでの自国軍の再投入には強く反対しています。そんな状況でイラク領内での空爆は既に開始しているわけですが、米国人2名の「斬首」は、この空爆への「報復だ」としてISISは更に挑発を強めてきました。
要するに国外からはISISの残虐行為による挑発、国内からは「お前は弱腰だ。弱腰だと国内テロの標的にもなるぞ」という保守派からの挑発、この双方に追い詰められるようにして、オバマは「9・11の13周年」その「前夜」にシリア領内への空爆を発表したことになります。
今回のシリア領内への空爆ですが、要するにISISはイラクに侵攻しているものの、シリア領内の軍事拠点を叩かなくてはダメだという、おそらくはCIAそして軍の提言を受けたもののようです。
ではこのオバマの作戦は「うまく行く」でしょうか?
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