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「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?

RELENTLESSLY POSITIVE

2025年10月1日(水)17時22分
青池奈津子(ロサンゼルス在住MLBライター)
大谷翔平と話すデーブ・ロバーツ監督

「細かいことは気にしない」という大谷とその二刀流に、ロバーツは絶大な信頼を寄せる。今シーズンはけが人も多く、9月には5連敗も喫したが、ポジティブな人生観が監督自身とチームを支えた BRANDON SLOTER/GETTY IMAGES

<山本は車に夢中で「独身っぽい」、大谷はジョークが好きだけれど、初対面の相手には表情を見せない。佐々木は? ロバーツ監督から見た日本人選手3人のバランスは──>

3月の東京での開幕戦で2連勝して強さを見せつけたドジャースだったが、その後はけが人が続出し、9月には5連敗も喫した。その後盛り返し、プレーオフ進出を決め、4年連続の地区優勝を果たした。

【動画】「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャース・ロバーツ監督が大絶賛、西麻布の焼肉店はどんな店?

ワールドシリーズ(WS)連覇を目指すデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督に、ロサンゼルス在住MLBライターの青池奈津子が聞いた。

◇ ◇ ◇

――ドジャースの監督に就任してから10シーズン目。今年はこれまでと比べてどうか?

そうだね。もう10年になるけど、毎年まったく違う。今年ユニークなのは、優勝した翌年だということかな。

選手たちが再び優勝できるようモチベーションを後押ししながら、けが人も多く、耐えなければならない時間があったりと、とても不安定なシーズンだったけど、それでも私はこのチームを本当に愛しているんだ。

何が一番って、私自身が毎日すごく楽しんでいること。今もなお、コーチの仕事が大好き。選手たちの最高を引き出す手助けをすることは変わらない。

――野球の何が、そこまで監督を駆り立てるのか。

私はただただ、この競技が大好きなんだよね。戦略も好きだし、競争そのものも大好き。今でも毎日球場に行くのが楽しみ。よくね、いろんな人に「どうしたら、そんなにポジティブでいられるのか」って聞かれるんだけど、好きなことをしているからこそだと思うんだ。野球にとても感謝している。

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