「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
RELENTLESSLY POSITIVE

「細かいことは気にしない」という大谷とその二刀流に、ロバーツは絶大な信頼を寄せる。今シーズンはけが人も多く、9月には5連敗も喫したが、ポジティブな人生観が監督自身とチームを支えた BRANDON SLOTER/GETTY IMAGES
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3月の東京での開幕戦で2連勝して強さを見せつけたドジャースだったが、その後はけが人が続出し、9月には5連敗も喫した。その後盛り返し、プレーオフ進出を決め、4年連続の地区優勝を果たした。
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ワールドシリーズ(WS)連覇を目指すデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督に、ロサンゼルス在住MLBライターの青池奈津子が聞いた。
――ドジャースの監督に就任してから10シーズン目。今年はこれまでと比べてどうか?
そうだね。もう10年になるけど、毎年まったく違う。今年ユニークなのは、優勝した翌年だということかな。
選手たちが再び優勝できるようモチベーションを後押ししながら、けが人も多く、耐えなければならない時間があったりと、とても不安定なシーズンだったけど、それでも私はこのチームを本当に愛しているんだ。
何が一番って、私自身が毎日すごく楽しんでいること。今もなお、コーチの仕事が大好き。選手たちの最高を引き出す手助けをすることは変わらない。
――野球の何が、そこまで監督を駆り立てるのか。
私はただただ、この競技が大好きなんだよね。戦略も好きだし、競争そのものも大好き。今でも毎日球場に行くのが楽しみ。よくね、いろんな人に「どうしたら、そんなにポジティブでいられるのか」って聞かれるんだけど、好きなことをしているからこそだと思うんだ。野球にとても感謝している。