トランプ氏「ガザ戦争は終結」、人質解放待つイスラエルへ出発
トランプ米大統領は12日、パレスチナ自治区ガザでの戦争は終結したとし、中東は「正常化」に向かうとの認識を示した。イスラエルに向かう大統領専用機上で記者団に述べた。米メリーランド州アンドルーズ空軍基地で撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
Nidal al-Mughrabi Steven Scheer Alexander Cornwell Steve Holland
[12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、パレスチナ自治区ガザでの戦争は終結したとし、中東は「正常化」に向かうとの認識を示した。
イスラエルに向かう大統領専用機上で記者団に対し、「戦争は終わった。それは皆さんも分かっているだろう」と述べた。
この地域の見通しについて問われると「正常化すると思う」と答えた。
イスラエルとハマスの停戦は人質・捕虜交換を控える中、発効から3日目も維持されている。
イスラエルのネタニヤフ首相は「明日は新たな道の始まりだ。構築の道、癒しの道、そして心を一つにする道であることを願う」と、テレビ放映された声明で述べた。
イスラエル政府報道官は、人質解放が13日早朝に開始され、生存している20人の人質が同時に解放されるという見通しを示した。それよりも早く人質が解放された場合、イスラエルは受け入れる準備ができていると述べた。人質解放に続いて、死亡した残りの人質28人の遺体の引き渡しが行われるという。
ハマスは停戦合意の下、13日正午(0900GMT、日本時間午後6時)までに残りの人質を解放することになっている。
トランプ氏は13日にイスラエルに到着し、イスラエル議会(クネセト)で演説を行った後、エジプトのシャルムエルシェイクで開催されるガザ紛争終結に関する世界首脳会議に出席する予定。
ニュースサイト「アクシオス」の記者が12日にパレスチナ高官の話として伝えたところによると、パレスチナ自治政府のアッバス議長も会議に出席する。





