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中国、米の協議要請「保留」 レアアース規制巡り=USTR代表

2025年10月13日(月)10時37分

 グリア米通商代表部(USTR)代表は12日、中国のレアアース(希土類)輸出規制強化の発表を受けて米政府は電話協議を申し入れたが、中国側は応じなかったと明らかにした。写真は中国江西省で2012年3月撮影(2025年 ロイター)

[ワシントン 12日 ロイター] - グリア米通商代表部(USTR)代表は12日、中国のレアアース(希土類)輸出規制強化の発表を受けて米政府は電話協議を申し入れたが、中国側は応じなかったと明らかにした。

FOXニュースの番組で「われわれは(規制強化について)知らされていなかった。公の情報から知った後、直ちに中国側に電話協議を申し入れたが、彼らは態度を保留した」と述べた。

中国の規制強化を受け、トランプ米大統領は10日、11月1日付で中国からの輸入品に100%の追加関税を課すと表明。同国の習近平国家主席との会談を取りやめる可能性を示唆したことを受け、世界の金融市場に動揺が広がった。

トランプ氏は12日、交流サイト(SNS)に「尊敬されている中国の習近平国家主席は一瞬調子が悪かっただけだ。彼は自国が不況に陥ることは望んでおらず、私も同じだ」と投稿。「米国は中国を助けたいのであり、傷つけたいのではない」と書き込んだ。

グリア氏は、状況が落ち着くにつれて向こう1週間で市場も落ち着くとの見方を示した。また、韓国で開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせてトランプ氏と習氏が会談する可能性はまだあると述べた。

ロイター
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