コラム

2022年の経済を占う...物価と金利の上昇、そして日本経済の行方は?

2022年01月06日(木)17時11分

日本の物価に顕著な上昇は見られないものの、海外の物価が上がれば、国内事情とは無関係に輸入品の価格は上昇する。このまま全世界的なインフレが続いた場合、いずれは日本の消費者物価にも反映されてくるだろう。

日銀は量的緩和策をやめられない状態であり、低金利を続ければ円安のリスクが高まってくる。一方で、金利を引き上げれば財政や住宅ローンなど各方面に重大な影響を与える結果となる。

22年は世界的なインフレをどの程度抑制できるのかが最大の注目ポイントになるが、インフレが構造要因によって進むのであれば、それを解決するのがテクノロジーであることはほぼ間違いない。脱炭素シフトのカギを握るのは蓄電・配電のソフトウエア技術であり、食料増産には培養肉などのバイオ技術が、資源を最適配分するにはシェアリング・エコノミーの進展が必須である。

こうした新技術への投資を通じて成長を促すのが日本経済再生の早道である。

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プロフィール

加谷珪一

経済評論家。東北大学工学部卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当する。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は金融、経済、ビジネス、ITなどの分野で執筆活動を行う。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。
『お金持ちの教科書』 『大金持ちの教科書』(いずれもCCCメディアハウス)、『感じる経済学』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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