独仏英、イランに核開発巡る協議を提案 中東の緊張緩和へ

ドイツのワデフル外相(写真)は、中東情勢の緊張緩和に向け、フランス、英国とともにイランの核開発を巡り同国と直ちに協議を行う用意があると表明した。14日夜にドイツの公共放送ARDに語った。写真はエルサレムで5月撮影(2025年 ロイター/Ronen Zvulun)
[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツのワデフル外相は、中東情勢の緊張緩和に向け、フランス、英国とともにイランの核開発を巡り同国と直ちに協議を行う用意があると表明した。
中東を訪問中のワデフル氏は、イスラエルとイランの対立緩和に貢献しようと取り組んでいるとし、イランがこれまで建設的な協議に入る機会を逃してきたと指摘。
「私はそれがまだ可能だと願っている」と14日夜にドイツの公共放送ARDに語った。「ドイツはフランス、イギリスとともに準備を整えている。イランに核開発プログラムに関する即時交渉を申し出ており、受け入れられることを期待している」と述べた。
また「イランが地域、イスラエル、欧州に危険をもたらさないことが、この紛争を平和化するための重要な前提条件でもある」と語った。