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オックスフォード大学が世界一の理由を知ってる?
イギリス歴代54人の首相のうち27人がオックスフォード出身で、なかにはサッチャーやブレア、キャメロン、メイも含まれる。際立っているのは、その27人のうち13人がクライスト・チャーチ出身だということだ(オックスフォードの38のカレッジの1つで、年間150人前後が入学する)。
オックスフォードはケンブリッジよりも多くの英首相と政界重鎮を生み出し、その中には外国の首脳も含まれる(例えばオーストラリアの現首相、ミャンマーの国家顧問、ペルー大統領など)。だが、ケンブリッジのほうが多くのノーベル賞受賞者を輩出している。
ほかにも有名なオックスフォード卒業生はといえば、ヘレン・フィールディング(『ブリジット・ジョーンズの日記』の著者)、サイモン・ラトル(有名指揮者)、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(『ハウルの動く城』を書いた)、ティナ・ブラウン(元ニューヨーカー誌編集長で元デーリー・ビースト運営)、アイリス・マードック(著名作家で映画『アイリス』のモデル)、ゾーイ・へラー(『あるスキャンダルの覚え書き』が映画化もされた作家)、リン・バーバー(ジャーナリスト、自叙伝が映画『17歳の肖像』の原作に)などがいる。
事実、今述べた彼ら卒業生は皆、ある1つのカレッジ――オックスフォード大学の中では新しいカレッジの1つで、1979年までは女子専用だったセント・アンズ――の学生かチューターだった。そしてこれは、僕が学んだカレッジでもある。
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