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NY外為市場=ドル/円3週ぶり高値、中東への米関与懸念で買い

2025年06月21日(土)06時06分

終盤のニューヨーク外為市場では、米ドルは安全資産である円に対して3週間ぶりの高値に上昇した。(2025年 ロイター/Shohei Miyano)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、米ドルは安全資産である円に対して3週間ぶりの高値に上昇した。イランがイスラエルとの紛争を巡る欧州との協議継続を支持し、緊張緩和の兆候がみられるものの、市場参加者は依然として米国によるイラン攻撃の可能性を懸念している。

欧州各国の外相とイラン外相が20日にジュネーブで開催した協議は、進展の兆しがほとんど見られずに終了した。ただ、イランのアラグチ外相は「近い将来に再び会談する用意があるとした。

スイスフランや円、ユーロなど6通貨に対するドル指数<=USD>は横ばいとなった。ただ週間では0.6%上昇する見込み。

こうした中、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は20日、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを検討すべきとの見解を示した。

これについてFXストリートのアナリスト、ジョセフ・トレヴィザーニ氏「市場はすでに2回の利下げを予想している。FRBも今週、その発言を確認したばかりだ。ウォラー氏がそう発言したことは、利下げが遅かれ早かれ行われることを示唆している」と述べた。

ユーロ/ドルは0.3%高の1.1534ドル、ドル/円は0.29%高の1ドル=145.88円となった。

スイスフランは1ドル=0.8166フランで横ばいだった。

英ポンドも1ポンド=1.3471ドルで横ばいだった。

ドル/円 NY終値 146.07/146.12

始値 145.44

高値 146.21

安値 145.42

ユーロ/ドル NY終値 1.1522/1.1523

始値 1.1523

高値 1.1543

安値 1.1496

ロイター
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