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祭りの日に、プーチンは死ぬ

ILLUSTRATION BY AYAKO OCHI FOR NEWSWEEK JAPAN
<ロシアによるウクライナ侵攻から1年以上がたった。まさに戦時下。プーチンはきっと、自分が死ぬ日を知りたいと考えているにちがいない>
【占い】
自分の将来に不安を感じたロシアのプーチン大統領が、モスクワで人気の占い師をクレムリンに呼んだ。プーチンは占い師にこう聞いた。
「私がいつ死ぬか分かるか?」
自分の死ぬ日が分かれば、その日には外出を控えたり、面会を取りやめたりするなど、対策を立てられると考えたのである。
占い師はこう答えた。
「あなたはウクライナで最大の祭りの日に亡くなるでしょう」
それを聞いたプーチンはすぐに側近を呼び、ウクライナ最大の祭りがいつなのか調査するよう命じた。しかし、いくら調べても、どの日がウクライナ最大の祭りなのか、よく分からない。
困ったプーチンは再び占い師を呼んで聞いた。
「おまえの言うウクライナ最大の祭りとは一体いつのことなんだ?」
すると占い師が答えた。
「あなたの亡くなった日が、ウクライナ最大の祭りになるのです」
ロシアがウクライナに侵攻してから1年以上がたった。めでたくない1周年である。
欧米諸国は最新式の主力戦車を含むウクライナ軍事支援の手を広げている。そんな中、日本人も「レオパルト」や「エイブラムス」など、欧米の戦車の名称について、にわかに詳しくなった。社会はじわじわと変化を遂げている。
2月には、ロシア軍が黒海から発射した巡航ミサイルが、ルーマニアの領空を通過したとウクライナ軍が発表した。ルーマニアはウクライナと国境を接しているが、NATOのれっきとした加盟国。ルーマニア政府はミサイル通過を否定したが、真相は情報戦という深い霧の中に紛れ込んだままである。
私はかつてルーマニアに住んでいたことがある。ミサイル通過の報を知った私は、すぐに同国のネットニュースを確認しつつ、友人らにメールした。私の愛する「第二の故郷」は、まさに「戦時下」の様相であった。
しかし、とある友人からの返信には次のような言葉があった。
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