成長する会社だけにある「集団運」とは何か?...ドン・キホーテ創業者が見つけた「運の仕組み」
さらに、同社では「親和性の鉄則」を定めている。日本の会社では、若者向けの商品に対しても、トップである中高年層が意思決定権を持っているケースが多い。「若い人を前面に出したい」と安田氏は力を込める。
「よく、今の若い人はやる気がないと言われるが、実際には今の若者の方が優秀。スポーツの記録も学力も上がっている。人類は進化しているのだ」
能力があってもそれを活かし切れないのは、失敗を恐れて大きな志を持たないことが原因だ。一度の失敗で「信用を失う」「キャリアが終わる」と思い込みがちだが、実際には何度でも立ち上がることができると安田氏は言う。
「日本では失敗しても餓死することはなく、収容所に入れられるわけでもない。だからこそ挑戦すべき。失敗は成功のもと。どんどん挑戦して、最後に『自分の人生は楽しかった』と思えるように生きてほしい」
※個別銘柄を推奨するものではありません。
(構成:酒井理恵)
【前編はこちら】なぜ日本は「運が悪く」なったのか?...ドンキ創業者が明かす「運がいい人」特有の考え方とは
●YouTubeチャンネル「お金のまなびば!」
『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』
安田隆夫[著]
文春新書[刊]
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)
仕事は辛い?...プロ投資家が教える、無限に働いても「疲れないコツ」 2025.09.04







