外国人には分かりにくい、日本の「平和主義」ってなに?
一方でそうなると、ますます日本で言われる「平和主義」とはなんだろう、ということになるのだが、それでも「平和主義」は支持されている。18年5月の朝日新聞の世論調査によると「憲法が掲げる平和主義」についての問いに「今後も変わらず持ち続けるべきだ」との回答が67%だった。
こうした世論は、今も日本の防衛政策の一種の「縛り」としては作用しているようだ。自衛隊の海外派遣は引き続き抑制的だし、防衛装備移転三原則となって6年もたつが、本格的な武器輸出は実現していない。昨年11月に千葉県で開かれた日本で初めての防衛装備展示会「DSEIジャパン」を見学したが(写真)、日本企業が出品しているのは、災害対応の機器や偵察用の無人機など、それほど「攻撃的」ではないものが多く、韓国で開かれる同種の展示会とは雰囲気が違った。
だから、細かいところに目を向けると、今も日本で「平和主義」がふんわりと生きていることはなんとなく分かる。でも、外国人にはとても分かりにくい。日本の防衛政策がなぜ、何を抑制しているのか。そして、それが国際的な平和、例えば軍縮や地域対立の緩和にどのように役立つのか。もっと分かりやすく示されてほしい、と考えている。
李 娜兀
NAOHL LEE
国際交流コーディネーター・通訳。ソウル生まれ。幼少期をアメリカで過ごす。韓国外国語大学卒、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得(政治学専攻)。大学で国際交流に携わる。2人の子供の母。
<本誌2020年3月24日号掲載>

アマゾンに飛びます
2020年4月14日号(4月7日発売)は「ルポ五輪延期」特集。IOC、日本政府、東京都の「権謀術数と打算」を追う。PLUS 陸上サニブラウンの本音/デーブ・スペクター五輪斬り/「五輪特需景気」消滅?
「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷「ぶつかり族」事件 2026.03.19
旧ツイッターの怪しい動き...「人類の家畜化」が分断と対立の行き着く先なのか 2026.03.16
「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと 2026.03.10
「最強者」でなければやられっ放し? 強権全盛のトランプ時代に日本がすべきこと 2026.02.28
海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由...「落葉帰根」派も「落地生根」派も 2026.02.19
台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか 2026.02.07
日本でバズり続ける快進撃...韓国コスメ人気に潜む本当の理由は? 2026.02.07
-
「民間向けアウトソーシングの事業部門」大手外資企業BPO事業 プログラムダイレクター
アデコ株式会社
- 東京都
- 年収1,208万円~1,510万円
- 正社員
-
東京「税務マネージャー」 世界5大会計事務所/外資クライアントメイン/フレックス・在宅勤
BDO税理士法人
- 東京都
- 年収600万円~1,000万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
「Accountingマネージャー」外資クライアントメイン/フレックス・在宅勤務有
BDO税理士法人
- 東京都
- 年収650万円~1,000万円
- 正社員






