「宇宙人の乗り物」が太陽系内に...? Xデーは10月29日、ハーバード大教授「休暇はXデーの前に」
Comet From Another Solar System Approaching Sun—What We Know
ハッブル望遠鏡が捉えた「3I/ATLAS」。果たしてその正体とは ZUMA Press Wire via Reuters Connect-REUTERS
<7月に観測された恒星間天体「3I/ATLAS」は、ただの彗星というには異常な点が多い>
まもなく太陽への最接近を迎える恒星間天体「3I/ATLAS」。これまでに発見された中で3番目の太陽系外からやってきたこの天体は、科学者たちを大きく興奮させている。
ミシガン州立大学のダリル・セリグマン物理・天文学部教授は本誌に「これは非常にエキサイティングな発見だ」と興奮気味に語った。
本誌はNASAにもコメントを求めたが、返ってきたのは自動返信メールだった。「NASAは現在、政府の資金停止により閉鎖中です。このメールボックスは監視されていません」
恒星間彗星は極めて稀であり、3I/ATLASの発見は惑星科学者の興味を大いにそそった。
ペンシルベニア州立大学の天文学・天体物理学教授であり、同大学の地球外知性研究センター所長でもあるジェイソン・ライトは「観測できた恒星間彗星は、3I/ATLASを含めても3例しかない。そのため、惑星科学者たちは恒星間彗星を観測できる機会が巡ってきたことに、大いに興奮している」と本誌に語った。
「彗星は、惑星と共に恒星が誕生する初期段階で形成される......大半は恒星の周囲にとどまっており、時折恒星に近づいて尾を形成する。しかし、一部の彗星は、惑星の重力によって恒星系からはじき飛ばされ、恒星間を漂うことになる」






