最新記事
職場

「なぜか最終的に孤立してしまう人」が頼りがちな話題・ワースト1

2026年3月9日(月)16時37分
柴田賢三 (フリーライター*DIAMOND Onlineからの転載)
職場の悪口

Cookie Studio -shutterstock-

<職場には、ときどき「悪口」で距離を縮めようとする人がいる。共通の敵を作れば仲良くなれる――そんな心理なのかもしれない。だが、悪口を繰り返す人ほど、やがて周囲から静かに距離を置かれていく>

「あの人、ちょっとどうかと思いません?」――そんなふうに他人の悪口で距離を縮めてくる人がいる。

最初はただの"接待悪口"に思えても、気づけば周りから避けられているのではないだろうか。

"人生の指針"を示してくれる新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)の発売を記念した本稿では、ライターの柴田賢三氏に「悪口ばかり言う人」が孤立する理由についてのエッセイをご寄稿いただいた。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)

「接待悪口」で周りに取り入る社員

私が一時期勤務していた会社に、同業他社から転職してきた大宮さん(仮名)という男性がいた。

彼は私より5歳ほど年上でキャリアも長いベテランだったが、役職が上位である私に敬語を使い、業務のアドバイスを求めてくるなど、入社直後は気を使って接してくれているように思えた。


大宮さんは仕事ができる人で、入社して2~3カ月経つと、会社内で仕事をさぼっている社員や上司を見極めたようだった。当然ながら、大宮さんが見切りをつけた人たちは、私も苦手で表情や態度にそれが表れていたのだろう。

次第に、大宮さんが私に彼らの悪口を言ってくるようになった。

「Aさんは『てにをは』すら理解してないんじゃないですかね? 彼が作成した資料を修正するのは骨が折れますよ。柴田さんも長年、苦労してきたでしょ」

「販売部長のBさんが新しい商品の発注をぜんぜん取ってきてくれなくて参りましたよ。他社の類似商品の半分しか店頭に並べられないなんてありえない。あんな人がなんで部長になれてるんですかね。この前、柴田さんも会議でBさんと意見が対立してましたけど、お気持ちよくわかりますよ」

最初は、私が苦手な社員たちの問題点を指摘することで「同情します」という態度を見せる"接待悪口"のようなものかと思っていたが、日を追うごとにエスカレート。社長からアルバイトまで、私以外のほぼ全ての社員の悪口を言うようになり、私は大宮さんに恐怖を感じ始めていた。

日本企業
スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のアップサイクル」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

仏大統領、6月G7サミット後にトランプ氏を夕食会に

ワールド

レバノンは食料安保の危機と国連、イスラエル攻撃の南

ワールド

米EU 、 重要鉱物確保で合意間近と報道 中国支配

ワールド

台湾3月輸出額、初の800億ドル突破 AI関連需要
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡散──深まる謎
  • 4
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 7
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 8
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 9
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 10
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 6
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中