9月23日に大量の隕石が地球に接近していた...NASAは衝突可能性のある隕石をどこまで追えている?
NASA Tracking Bus-Sized Asteroid Approaching Earth Today

われわれが知らないだけで地球には多くの隕石が接近しているようだ Paopano-shutterstock
<9月23日夜、多くの隕石が地球に接近していた。NASAはリスクのある天体を観測してはいるようだが...>
NASAによると、バスほどの大きさの小惑星が9月23日夜、時速約3万キロメートルで地球の近くを通過したようだ。
NASAの地球近傍天体研究センター(CNEOS)が同隕石を監視していた。
【動画】NASAはどうやって小惑星や地球近傍天体を発見、追跡、監視している?
「2021 R16」と呼ばれるこの小惑星の直径は約7メートル。NASAのジェット推進研究所(JPL)によれば、最接近時に地球から約388万キロメートルの距離を通過する見込だったという。
「2021 R16」の他にも、地球付近に複数の宇宙の岩石が接近していた。その中には、直径約200メートルの「2022 SW12」や、直径約6.4メートルの「2025 SP3」といった小惑星も含まれている。CNEOSによれば、いずれも23日に地球に最接近した。「2025 SP3」に至っては、地球からわずか約41万キロメートルの距離まで接近したという。
NASAはさらに、直径約128メートルの「2018 QT1」と、直径約22メートルの「2025 SR3」という小惑星も追跡していた。これらは23日、それぞれ約504万キロメートル、約642万キロメートルまで地球に接近する見込みだった。