カナダ、米国製ステランティス・GM車の関税免除を制限=CBC
10月23日、カナダ政府は、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と欧米自動車大手ステランティスについて、対米報復関税の適用を除外する車両を一定数に制限すると、CBCニュースが報じた。写真はGMのロゴ。2021年3月、ミシガン州デトロイトの本社で撮影(2025年 ロイター/Rebecca Cook)
[23日 ロイター] - カナダ政府は、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と欧米自動車大手ステランティスについて、対米報復関税の適用を除外する車両を一定数に制限する。CBCニュースが23日、報じた。
カナダは4月、米国による関税への報復措置として、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に準拠しない米国からの輸入車両全てに25%の関税を課した。ただその後、カナダ国内で車両生産を続け、投資計画を完了する企業については、米国で組み立ててカナダに輸出する一定数の車両への適用を除外すると発表した。
カナダ政府は、ステランティスとGMがカナダ国内生産および投資の要件を満たさなくなったと判断し、両社が要件を満たすまでは、米国からカナダに無関税で輸入して販売できる台数を制限する。
ステランティスはこのほど、「ジープ・コンパス」の生産をカナダのオンタリオ州から米国に移す計画を発表。GMは需要の弱さを理由に、オンタリオ州での電動バン「ブライトドロップ」の生産を停止していた。
GM、ステランティス、カナダ政府はロイターのコメント要請に即座に答えなかった。





