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「ファッションを楽しめるのは特権」...フィリピンの貧困地区から世界を変える「coxco(ココ)」とは?

AYUMI NISHIGAWA

2025年7月9日(水)16時48分
ジャスパール・タン(在フィリピン記者)

ADC賞2冠のドリームアートプロジェクト

ADC賞2冠のドリームアートプロジェクト COURTESY OF COXCO

20年、DEAR MEを連携NPOとして日本で創業したのがアパレル事業coxco(ココ)。廃材や残布、リサイクル素材で作った服やアクセサリーを展開する。

23年には、フィリピンのケソン市に日系初の無償の服飾職業訓練校coxco Lab(ココラボ)を開校。経済的な理由から学校を中退した若者や母親に縫製や洋裁、デザインの技術を教える。

生徒にはかつてランウェイを歩いた人も多い。西側はフィリピン人を「集中力が高く、特に刺繍など繊細な作業に高いスキルがある」と評価する。

国際的な広告デザイン賞も

卒業生は縫製士として、ココの洋服縫製や刺繍も手がける。イベントごとにそろいのユニフォームを作る地元の文化に目を付け、トヨタ・フィリピンといった企業のユニフォーム製作で雇用も創出。営利と非営利の循環に取り組む。

ファッションショーに出演した子供たちが絵にした夢をココの商品に刺繍するドリームアートプロジェクトは23年、世界で最も歴史ある国際的な広告デザイン賞のニューヨークADC賞で2冠を獲得した。

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