最新記事
ダイエット

なぜ腕には脂肪がつきやすい? 専門家が教える、引き締まった二の腕を手に入れる方法

Why Your Arms Store Fat Differently—And What You Can Do About It

2025年9月30日(火)16時55分
リディア・パトリック

有酸素運動とHIITの役割とは?

グリムは、世の中に「腕を引き締める」ことを謳う商品は多いが、部分痩せは生理学的に不可能だと断言する。脂肪は摂取カロリーよりも消費カロリーを多くする「カロリー赤字」により、身体全体から減っていくためだ。

そのため、グリムは部分痩せを謳う商品を買わないよう強く勧めている。


また、有酸素運動はカロリー赤字を作る手助けにはなるが、それだけでは筋肉を維持・増加させる効果は乏しいとも指摘する。

「HIIT(高強度インターバルトレーニング)は非常に効果的だ。有酸素運動の負荷と筋肉の維持、成長のための負荷の両方を兼ね備えているためだ。短時間の高強度の運動が、特定の筋肉群に刺激を与えることで、筋力の向上にもつながる。脂肪を燃やしつつ筋肉も増やせる『一石二鳥』の運動だ」

ただし、筋肉の輪郭が目に見えるようになるには、体脂肪率がある程度まで下がる必要があるという。個人差が大きいが、女性の場合、およそ18〜22%程度が目安とされる。

グリムは、地道な継続の重要性を強調する。「複合的な筋トレ、カロリー赤字、そして忍耐が結果をもたらす」。

変化が現れるには、最低でも8〜12週間はかかるという。極端な方法で急速に得られた成果は、往々にして長続きしない。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

独CPI、9月速報は前年比+2.4%に加速 予想上

ビジネス

ユーロを「世界的な安定の支え」に=フィンランド中銀

ビジネス

中国の一部自動車メーカー、予約注文を水増し=国営メ

ビジネス

インドルピーが史上最安値更新、米との貿易摩擦で 中
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけではない...領空侵犯した意外な国とその目的は?
  • 2
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から思わぬものが出てきた...患者には心当たりが
  • 3
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 4
    【クイズ】身長272cm...人類史上、最も身長の高かっ…
  • 5
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 6
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 7
    シャーロット王女の「視線」に宿るダイアナ妃の記憶.…
  • 8
    マシンもジムも不要だった...鉄格子の中で甦った、失…
  • 9
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 10
    カーク暗殺の直後から「極左」批判...トランプ政権が…
  • 1
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 2
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...「文学界の異変」が起きた本当の理由
  • 3
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒りの動画」投稿も...「わがまま」と批判の声
  • 4
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 5
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 6
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 7
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 8
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 9
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 10
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中