ウクライナ北東部ハルキウにロシアの攻撃、2人死亡・25人負傷 ロシア関与否定
ウクライナ北東部ハルキウ州の州都ハルキウ市で2日、集合住宅がロシアによるミサイル攻撃を受けた。地元当局によると、この攻撃で少なくとも2人が死亡し、25人が負傷した。ロシアはウクライナ軍の弾薬が爆発したとしており、この攻撃実施を否定している。写真は同日、攻撃現場で撮影(2026年 ロイター/Sofia Gatilova)
Pavel Polityuk
[キーウ 2日 ロイター] - ウクライナ北東部ハルキウ州の州都ハルキウ市で2日、集合住宅がロシアによるミサイル攻撃を受けた。地元当局によると、この攻撃で少なくとも2人が死亡し、25人が負傷した。ロシアはウクライナ軍の弾薬が爆発したとしており、この攻撃実施を否定している。
ハルキウ州のシニエフボフ知事によると、5階建ての集合住宅が弾道ミサイル2発の攻撃を受けほぼ全壊し、がれきの下から女性1人とその息子の遺体が発見された。負傷者のうち16人は病院に搬送され、中には重体の人もいるという。攻撃発生時に建物1階の店舗やカフェに客がいた可能性があるとしている。
ネット上に投稿された写真や動画には、広範囲にわたって破壊された建物から煙が立ち上り、救急隊ががれきをかき分けて進むようすが映っている。
ロシア国防省は、ハルキウ市の集合住宅が攻撃を受けたとの報道は事実無根だし、伝えられている爆発はウクライナ軍の弾薬が爆発したものとする見解を対話アプリ「テレグラム」に投稿。「爆発の数秒前に撮影された映像には原因不明の濃い煙が映っており、これは高い確率でウクライナ軍の弾薬が商業施設に保管されていた可能性があることを示している」とした。
その上で、こうした報道は世界の関心を別の方向へそらす目的があると指摘。ウクライナ南部ヘルソン州のロシア支配地域でホテルとカフェが無人機の攻撃を受けた件についても、ウクライナによる攻撃との見解を改めて示した。
ウクライナはロシア軍とエネルギー関連施設のみを標的に攻撃を行っているとしており、和平交渉に向けた作業が進められる中でも、相互に攻撃を非難する状況が続いている。
ロシア国境から約30キロに位置するハルキウ市は、2022年2月にロシアがウクライナ全面侵攻を開始した初期の段階でロシアの進撃を食い止めた。その後、ロシア軍がウクライナ東部地域の制圧を目指す中、空爆の標的となっている。





