NY外為市場=ドル上昇、円は156円台後半 介入警戒続く
ニューヨーク外為市場では、ドルが円やユーロなどの主要通貨に対し上昇し、昨年の下落基調から反転した。市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を見極めようと、来週以降発表が相次ぐ米経済指標が注目されている。(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
[ニューヨーク 2日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが円やユーロなどの主要通貨に対し上昇し、昨年の下落基調から反転した。市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を見極めようと、来週以降発表が相次ぐ米経済指標が注目されている。
終盤の取引で円は対ドル で0.16%安の156.91円。ただこの日は日本と中国の市場が休場だったため、商いは薄かった。
2025年の円の対ドルでの上昇率は1%未満。昨年は日銀が2回の利上げを実施したものの、円相場の下支えにはつながらなかった。LSEGのデータによると、日銀が7月までに追加利上げに踏み切る確率は五分五分程度。円は昨年11月に付けた約10カ月ぶりの安値(157.89円)近辺にとどまっており、政府・日銀による為替介入に対する警戒は年明け以降も続いている。
米国では来週、12月の雇用統計などの主要経済指標の発表が目白押し。FRBは昨年12月の会合で3会合連続となる0.25%ポイントの利下げを決定したが、1月27─28日の次回会合で追加利下げを決定するか見極めようと、一連の経済指標が注目されている。
マネックスUSAのトレーディング部門を率いるフアン・ペレス氏は、昨年秋の長期にわたる政府機関の一部閉鎖で経済指標のデータ収集と発表が大きく影響を受けたと指摘。月末の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、来週は多くの材料を検証する週になると述べた。
市場は来年5月に任期が切れるパウエルFRB議長の後任人事にも注目。トランプ米大統領は1月中に次期議長を指名するとしており、トランプ政権がFRBに対して利下げ圧力を強める中、市場では積極的な利下げを支持する人物が選ばれるとの見方が強まっている。ゴールドマン・サックスのストラテジストは顧客向けノートで「FRBの独立性を巡る懸念は今年も続く」とした。
終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.24%高の98.48。
ユーロ/ドルは0.25%安の1.1716ドル。
ドル/円 NY午後4時 156.87/156.88
始値 156.91
高値 157.00
安値 156.57
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1717/1.1719
始値 1.1721
高値 1.1754
安値 1.1715





