<身ひとつあれば、体と心を鍛えることができる...心のセラピー、そして執念に>

日本でも定着した「自重トレーニング」。そのきっかけは、2017年に邦訳版が刊行された『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』(CEメディアハウス)だった...。

元囚人でキャリステニクス研究の第一人者ポール・ウェイドが語る、筋肉について。第1章「イントロダクション」より一部編集・抜粋。

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忘れ去られたトレーニング技術

残念ながら、世界にあるどのジムに行ってもキャリステニクスを学ぶことはできない。失われた技術だからだ(実際に失われたのはごく最近だが)。

過去1世紀ほどの間に生まれた、バーベルやダンベル、ケーブルマシン、そして次々とリリースされる新型マシン。

それら目新しいトレーニング技術が放つ子どもだましの輝きが、このいにしえのトレーニング技術を陽が当たる場所から追い払ってしまったからだ。

身ひとつあれば、体と心を鍛えることができる。だれもが持つその権利をきれいなパッケージに包んで改めて売ろうとするフィットネス産業のプロパガンダによってキャリステニクスは死に瀕している。

ウエイトやマシン、プロテインやステロイドの攻撃を受け、キャリステニクスは、いまでは子どものフィットネス法のように扱われている。

キャリステニクスには、プッシュアップ、プルアップ、スクワットといったすばらしいエクササイズが含まれているが、何レップスできるかにばかり焦点が置かれ、筋力の開発にはほとんどつながらない使われ方をしている。

しかし、古くから伝えられるキャリステニクス、いにしえのそれをマスターしたアスリートたちは、それらを使って、極限の、剥き出しの筋力をつくり上げる方法を知っていた。

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