修学旅行、遠足、運動会——。学校生活の思い出を語るとき、真っ先に挙がるのはこうした行事ではないだろうか。筆者の場合、出身高校では修学旅行がなかったが、これについて話すと「かわいそう」「楽しみがない」と反応する人たちがいるほどだ。

お隣の韓国でも修学旅行や遠足は昔から子どもたちが楽しみにしてきたイベントだった。ところが近年、修学旅行や遠足、運動会などを中止する学校が増えている。

わずか2年で修学旅行や遠足を半数が取りやめ

ソウル市教育庁によると2023年には市内の小学校605校のほぼ全校にあたる598校(98.8%)が遠足などの日帰り校外体験学習を実施したが、2025年は309校(51.1%)へと急減し、修学旅行も2023年の80校(13.2%)から2025年は41校(6.8%)へと半減した。今年度(2026年度)、遠足を予定しているソウルの小学校はわずか26%にとどまっており、4校に3校が遠足を取りやめている計算だ。

中学校と高校も減少が見られるが、小学校ほど大きくない。日帰り体験を実施した中学校は388校中、2023年の331校から2025年は291校、高校も338校中221校から173校となっている。

中学や高校の日帰り学習は生徒が集合場所まで各自で移動して教員と合流する方式が一般的だが、小学校は学校からの出発から戻ってきての解散まで教員が引率するため責任範囲が重くなる。また教育庁の指針は食事衛生や運転手の飲酒有無の確認、経費管理、事後評価など注意事項が活動ごとに異なることから事務負担も大きいという。

『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』 ニューズウィーク日本版独占試写会 90組180名様ご招待
『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』 ニューズウィーク日本版独占試写会 90組180名様ご招待
PR
7%の学校が体験学習をまったく実施せず
【関連記事】