中国の先進ミサイル生産は2025年、習近平が権力を握った2013年以降、最大の伸びを示した。これは、今週予定されている米中首脳会談を前に、中国がアメリカとも渡り合える強大な軍事力の拡大に成功していることの証左だ。
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ブルームバーグによると、中国企業計81社がミサイル部品を生産している。このうち、昨年に過去最高の売上高を報告した企業数は、習近平政権下で過去最多となった。
中国は、数百発の核兵器を含む兵器群を備えている。自国軍を世界的な支配的勢力にするという計画の一環として、ミサイル兵器を猛烈な速度で増強し、近代化してきた。
米当局者らは、「ますます脆弱になっている」アメリカにとって中国は重大な課題であると述べている。アメリカは現在、イラン戦争の中でミサイル備蓄の減少に直面している。
アメリカの防衛企業はすでに、ウクライナに防空ミサイルを送るなどして空になったアメリカと欧州の在庫を補充するため、増大する圧力への対応に苦慮していた。
トランプ政権は、アメリカには次世代攻撃に対抗する新たなシステムが必要だとして、いわゆる「ゴールデン・ドーム」の計画を策定している。これは、高速で飛行する弾道ミサイルや、音速の5倍を超える速度で飛行する極超音速兵器を迎撃するものだ。
なお、中国と異なり、アメリカには運用中の極超音速ミサイルがない。
将来の紛争では、一国が保有するミサイルの数が、相手側の防衛を圧倒し、最終的に戦争に勝利するうえで決定的に重要になる。正確な備蓄量は公表されていないが、ブルームバーグによると、アメリカは中国が3100発を超える弾道ミサイルを保有していると評価している。