最新記事
健康

特定のビタミンが「老化を約3年遅らせる」可能性...「細胞の寿命」とテロメアとは?【最新研究】

This Vitamin May Slow Aging Process—New Research

2025年5月28日(水)07時50分
マンディ・タヘリ

2024年現在、「アメリカ内分泌学会(Endocrine Society)」は、「75歳以上の一般集団においては、死亡リスクの低下が期待されるため、ビタミンDの補給を経験的にも推奨する」としている。

また、ボストン大学ビタミンD・皮膚・骨研究所(Vitamin D, Skin, and Bone Research Laboratory)のマイケル・ホリック(Michael Holick)博士は、本誌の取材に対して次のようにメールで回答した。


 

「今回の研究結果は、ビタミンDの状態を改善することによって死亡リスクを90%も減少させることができるという観察結果とも一致しています」

「VITAL試験」の主任研究者であり、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のジョアン・マンソン(JoAnn Manson)博士は次のように語る。

「VITAL試験は、ビタミンDがテロメアを保護し、その長さを維持することを示した初の大規模かつ長期的なランダム化試験です。ビタミンDが炎症を抑制し、がんの進行や自己免疫疾患など加齢に伴う慢性疾患のリスクを低下させることも示しており、非常に興味深い結果です」

また、本研究の筆頭筆者でジョージア医科大学(オーガスタ大学)の分子遺伝学者であるハイドン・ジュ(Haidong Zhu)博士は次のように述べる。

「ビタミンDの標的型の補給は、生物学的老化を抑制する有望な戦略になる可能性があります。ただし、さらなる研究が必要です」

パデュー大学のマジド・カゼミアン(Majid Kazemian)教授も昨年、本誌の取材に応じ、次のように述べている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国BYD、2月販売台数は41%減 コロナ禍以降最

ワールド

ホルムズ海峡閉鎖かどうか情報収集中、物価動向など注

ワールド

日本の石油需給に直ちに影響生じるとの報告ない=イラ

ワールド

再送-英首相、対イラン攻撃への英基地使用を容認 米
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報復攻撃、民間インフラも対象に
  • 4
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 5
    「本当にテイラー?」「メイクの力が大きい...」テイ…
  • 6
    【銘柄】「三菱重工業」の株価上昇はどこまで続く...…
  • 7
    【銘柄】「ファナック」は新時代の主役か...フィジカ…
  • 8
    米・イスラエルの「イラン攻撃」受け、航空各社が中…
  • 9
    「高市大勝」に中国人が見せた意外な反応
  • 10
    最高指導者ハメネイ師死亡(イラン発表)、トランプ…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 7
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中