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リベラル派を「自虐」的に描くコメディー映画、楽しめるのはリベラル派だけ

Jon Stewart Is Out of Date

2021年9月22日(水)18時02分
サム・アダムズ

というと、アメリカの選挙コンサルタントが民主主義を教えるという触れ込みで南米ボリビアに乗り込んできて、民主主義の土台を揺るがしてしまう......という映画『選挙の勝ち方教えます』のようなストーリーを予想するかもしれないが、そうはならない。スチュワートはそこまでの皮肉屋ぶりを発揮していない。

今回の作品は、コメディーとして魅力的な描写もあるが、スチュワートがアメリカ政治を丹念に観察してきた成果が反映されているとは言い難い。『デイリー・ショー』のスチュワートは、不正義に対する怒りを表現することで人気を集めた。

しかし、この映画から伝わってくるのは、怒りというよりも落胆の感情だ。これは、人々にメッセージを届けることに失敗した男の失意から生まれた作品という性格が強いように思える。

『スイング・ステート』は、リベラル派を自虐的に描いているが、リベラル派の人たち以外は興味を持ちづらい作品になってしまっている。

©2021 The Slate Group

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