最新記事
ICE

これがアメリカ!? 悪名高いICE(移民関税執行局)のやり口をカリフォルニアの弁護士らが提訴

Lawsuit Aims to End 'Systematic' Snatching of Brown-Skinned People by Trump Agents

2025年7月3日(木)17時45分
ブレット・ウィルキンス
移民を連行するICE(移民関税執行局)の捜査官

ニューヨークのマンハッタンで移民を連行するICE(移民関税執行局)の捜査官。れっきとした連邦職員なのに顔を隠すのは後で違法性を問われないため(7月1日) Photo by Cristina Matuozzi/Sipa USA

 

<彼らは顔を隠して令状も持たず、突然現れたかと思うと行き当たりばったりに人々を連れ去っていく。トランプ政権が恣意的に課した移民強制送還のノルマを不法に果たすためだ>

*This story originally appeared in Common Dreams on May 25, 2025. It is shared here with permission under a Creative Commons (CC BY-NC-ND 3.0) license.

カリフォルニアの移民保護団体は7月2日、米国土安全保障省(DHS)を提訴し、トランプ政権が「違法な職務質問や逮捕の手法を用いて地域住民を拉致・失踪させ、連邦ビル内で不法に拘束して弁護士への接見を拒んでいる」と主張した。こうした行為は、大規模な強制送還政策の一環だとしている。

この訴訟は、5人の個人労働者、3つの擁護団体、そして1つの法律支援団体によって提起された。具体的には、ロサンゼルス・ワーカーセンターネットワーク、全米農業労働者組合(UFW)、移民人権連合(CHIRLA)、移民擁護者法律センターが名を連ねている。

今回の訴訟を支援しているACLU(アメリカ自由人権協会)によれば、DHSの移民関税執行局(ICE)はトランプ政権が恣意的に定めた逮捕ノルマを達成するため、憲法に反して人々を逮捕・拘束していると指摘している。

訴状によると、同地区での強制捜査には共通した組織的なパターンがあるという。肌の色が茶色の人々が、身元を示さない連邦捜査官に突然呼び止められ、強圧的な態度で「どこの誰か」「どこから来たのか」を問いただされる。少しでも躊躇したり、その場を離れようとしたり、捜査官が納得する答えを返さない場合、彼らは拘束され、ときには組み伏せられ、手錠をかけられ、身柄を確保されるという。

まちづくり
川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に──「世界に類を見ない」アリーナシティプロジェクトの魅力
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、イラン新指導者モジタバ師ら巡る情報提供に最大1

ワールド

トランプ氏、イラン濃縮ウランのロシア移送案拒否 プ

ビジネス

米国株式市場=続落、ダウ約120ドル安 原油高でイ

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、有事の買い続き159円台後
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切りは常軌を逸している」その怒りの理由
  • 3
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド太平洋防衛
  • 4
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 5
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 6
    『ある日、家族が死刑囚になって』を考えるヒントに…
  • 7
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 10
    謎すぎる...戦争嫌いのMAGAがなぜイラン攻撃を支持す…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中