Abemaやラジコは「どうやって儲けてる」?...20人に1人を狙って成功「フリーミアム戦略」の旨味
インターネットの普及により、デジタルのサービスやコンテンツは、大量に配布するのにほとんどコストがかからなくなりました。そこで、無料でユーザーに提供することが簡単にできるようになったのです。
無料で提供されるという気安さで、人々はどんどん試してみようとします。「無料提供」という強みによって、企業は自社の商品・サービスを広く周知してもらうことができ、なおかつ幅広い層の新規顧客を獲得することができます。
いかに認知度、知名度を上げられるか
もちろん、無料のサービス自体が魅力的であることは大切です。しかし、無料で享受できる以上の、より魅力的なサービスやコンテンツがあれば、ユーザーはお金を支払ってもそれを利用したくなります。そこで有料ユーザーを獲得することができます。
無料ユーザーをたくさん集めることで、有料ユーザーになる絶対数も増やすことができる、というのがフリーミアム戦略です。フリーミアムは、「無料ユーザーが95%、有料ユーザーが5%」の比率でビジネスとして成立する、と言われています。
フリーミアムでは、無料サービスでいかに認知度、知名度を上げられるかがとても重要です。つまり、より多くの人に知ってもらうことが大事。
それには、ユーザーが使いたくなるようなサービス内容にすることです。似たものがいくつかあったとき、競合他社の製品ではなく、こちらを選びたくなるようなものにしなければいけません。「こういうよさ、価値があるから、これがいい」と言ってもらえるようでなければダメなのです。





