トランプ氏、ガザ停戦「第2段階」移行望む イスラエル首相と会談
写真はトランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相。フロリダ州にあるトランプ氏の自邸「マーアーラゴ」で29日撮影。REUTERS/Jonathan Ernst
Andrea Shalal Maayan Lubell
[パームビーチ(米フロリダ州) 29日 ロイター] - トランプ大統領は29日、訪米しているイスラエルのネタニヤフ首相をフロリダ州の私邸「マールアラーゴ」に迎えた。両首脳は会談でパレスチナ自治区ガザでの停戦を巡る問題のほか、イランやレバノンの親イラン武装組織ヒズボラ装組織を巡るイスラエルの懸念などについて協議するとみられている。
トランプ氏はネタニヤフ氏との会談に入る前に記者団に対し、ガザ和平計画について、可能な限り早期に「第2段階」に移行することを望むとしつつも、「(イスラム組織)ハマスの武装解除が必要だ」と述べた。第2段階にはイスラエル軍のガザからの撤退や、ハマスの武装解除などが含まれている。
また、イランが弾道ミサイルや核兵器の開発計画を継続すれば、イスラエルによる新たな対イラン攻撃を支持する用意があると言明。「もし間違った人材が首相だったなら、イスラエルは存在していなかっただろう」とし、ネタニヤフ氏のリーダーシップを評価した。
このほか、ガザ地区で拘束されていた人質の最後の遺体の確保に向け「あらゆる手を尽くしている」と述べたほか、ガザ地区の復興は近く始まるとも語った。また、ネタニヤフ氏とトルコを巡る問題について協議するとも述べた。
イスラエル首相府によると、ネタニヤフ氏はトランプ氏との会談に先立ち、ルビオ米国務長官のほか、ヘグセス米国防長官と会談した。





