最新記事
コミュニケーション

「話し方のプロ」が実践する人づきあい極意は「聞き方」にあった...3つの鉄板フレーズとは?

2023年5月26日(金)17時03分
flier編集部
桑野麻衣氏

人材育成・コミュニケーション教育者の桑野麻衣氏(flier提供)

<仕事でもプライベートでも重要なのは「2回会う人」になれるか。そこで必要な「鉄則」を人材育成・コミュニケーション教育者の桑野麻衣氏に聞く>

コロナ禍を経て、コミュニケーションはリアルとオンラインのハイブリッドが当たり前になりました。ツールや状況に応じた工夫が求められるなか、「話し方」の本が人気を集めています。とはいえ、コミュニケーションは話すだけでは成立せず、聞くことの重要性も大きいもの。「また会いたい」と思われる人になるには、「聞き方」のブラッシュアップも必要です。

今回は、人材育成・コミュニケーション教育者で新刊『「また会いたい!」と言われる 一流の話し方』を上梓した桑野麻衣さんに、「聞き上手」になるためのポイントを伺いました。聞き手は、株式会社フライヤーの執行役員・井手琢人です。
※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

◇ ◇ ◇


「話し方」は目的を達成するための手段

井手琢人(以下、井手):桑野さんは、新刊『「また会いたい!」と言われる 一流の話し方』をはじめ、「話し方」がテーマの本を多く出されていますが、話し方の先生になるつもりで独立したのではないのですね。

桑野麻衣(以下、桑野):そうなんですよ。これまで出版した4冊ともタイトルに「話し方」がついているので、「話し方」の先生という印象を持たれるのですが、「話し方」のプロになろうと思っていたわけではなく、結果的にプロになっただけなんです。

話し上手になることはゴールではなく、話し方を磨くことで、人間関係が良くなったり仕事で成果が出せたり、人とすぐ仲良くなれるなど、そういったことに必要なツールのひとつなんです。

出会ってすぐ仲良くなることや、短い時間で信頼してもらうことが求められてきたので、結果的に「話し方」が磨かれて、オファーが来るようになりました。

230525fl_vtc03.jpg

「また会いたい!」と言われる 一流の話し方
 著者:桑野麻衣
 出版社:明日香出版社
 要約を読む
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「2回会ってもらえる人」になることが大事

井手:今回の新刊『「また会いたい!」と言われる 一流の話し方』は、どんな本でしょうか?

桑野:「また会いたい」と言われる一流の人は、どういう行動をして、どんな言葉を発して人と距離を縮めているのかを、ビジネスとプライベートのシチュエーション別にまとめた本です。

井手:「また会いたい」というのはポイントですよね。日々仕事をしていても、1回しか会わない人の方が圧倒的に多いと感じます。その中で「2回会う人」に選ばれるかどうかは、とても大事だと思いますね。

桑野:確かに1回だけの人が多いですよね。1回目は「形式的に会う」というかんじでしょうか。それが2回になるときが、人生が変わるポイントだと思います。

対談
為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 セカンドキャリアの前に「考えるべき」こととは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

印自動車大手3社、6月販売台数は軒並み減少 都市部

ワールド

米DOGE、SEC政策に介入の動き 規則緩和へ圧力

ワールド

米連邦職員数、トランプ氏の削減方針でもほぼ横ばい

ワールド

イラン、欧州諸国の「破壊的アプローチ」巡りEUに警
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 2
    ワニに襲われ女性が死亡...カヌー転覆後に水中へ引きずり込まれる
  • 3
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。2位は「身を乗り出す」。では、1位は?
  • 4
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 5
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 6
    世紀の派手婚も、ベゾスにとっては普通の家庭がスニ…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    あり?なし? 夫の目の前で共演者と...スカーレット…
  • 9
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた…
  • 5
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 6
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 7
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 8
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 9
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 10
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中