コラム
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

冷泉彰彦

(れいぜい あきひこ)ニュージャージー州在住。作家・ジャーナリスト。プリンストン日本語学校高等部主任。1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。

最新刊『自動運転「戦場」ルポ ウーバー、グーグル、日本勢――クルマの近未来』(朝日新書)が7月13日に発売。近著に『アイビーリーグの入り方 アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』(CCCメディアハウス)など。メールマガジンJMM(村上龍編集長)で「FROM911、USAレポート」(www.jmm.co.jp/)を連載中。週刊メルマガ(有料)「冷泉彰彦のプリンストン通信」配信中。

プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

報復警官殺しで、混乱深まる人種間対立

 今年夏に発生したミズーリ州の黒人青年射殺事件、ニューヨーク市のスタテン島での黒人男性死亡事件については、いずれも関与した白人警官が不起訴と

2014.12.24
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

景気後退でも与党が圧勝する日本の構造問題

 戦後最低の52・66%という投票率については、要するに「政権交代の可能な二大政党制」が崩壊している中での「小選挙区制」への不信任だという理

2014.12.18
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

与党圧勝を、アメリカはどう見ているのか?

 解散の際には「その意味」を東京発で必死に説明していたアメリカの各新聞でしたが、選挙期間中の報道は極めて低調でした。ですが選挙結果が出ると、

2014.12.16
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

スパイ組織CIAが陥った「腐敗」

 今月9日に米上院情報特別委員会が公表した、ブッシュ政権下のCIAにおける「拷問」問題のレポートは、1つの時代の終わりを告げるものだと言えま

2014.12.11
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

アベノミクスの「賛否」という不毛な議論

 日本の総選挙にあたって「アベノミクスへの賛否」という議論があるようです。確かに過度の円安にはマイナス効果があるでしょうし、株高を演出したと

2014.12.09
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

「同一労働・同一賃金」はどうして難しいのか?

 同じ仕事をしたら同じ賃金をもらう、これは極めて当たり前のことのように思えます。事実、欧州では多くの専門職の仕事が「ワークシェアリング」の対

2014.12.04
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

タカタ製エアバック「大量リコール」の問題とは?

 タカタ製エアバックに関する不具合問題ですが、私は2009~10年に起きた「トヨタの大量リコール問題」あるいは、2012年前後に発生した「G

2014.12.02
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人種対立暴動の背景にある3段階の差別とは

 ミズーリ州ファーガソンでの白人警官による黒人少年射殺事件について、11月24日夜に大陪審が警官を不起訴の決定をしたことを受けて、現地では暴

2014.11.27
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

黒人青年射殺事件「不起訴」の衝撃

 今年8月の発生以来、深刻な人種間対立を招いていたミズーリ州ファーガソンの白人警官ダレン・ウィルソンによる黒人青年マイケル・ブラウン氏射殺事

2014.11.25
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

ノーラン監督『インターステラー』は世代を超えるか?

 日本で今週末公開されるクリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』は、評価の難しい作品です。私個人としては、期待が高かっただけに「意

2014.11.21
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特集:脳寿命を延ばす20の習慣
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2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

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