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年明けの都知事選、どうして盛り上がらないのか?
別にニューヨークの市長選にしても、カリフォルニアの知事選にしても、ゴシップあり、タレント候補あり、泡沫候補のパフォーマンスあり、金権選挙ありで、そんなに立派なものではありません。ですが、今回の都知事選の「盛り上がりのなさ」には、どうしても違和感を覚えてしまうのです。
そもそも今回の「猪瀬失脚劇」自体が良く分かりません。徳洲会関係の献金が、東電病院の買収に絡む悪質な汚職であれば、入札の透明性確保へ向けた改革が必要ですが、そうした動きはあまり聞かれません。漠然と「アクの強い作家知事の自滅劇」という「人間ドラマ」を消費し、やり過ごしたという以上でも以下でもない。現時点ではそんな印象があります。
それどころか、次の都知事選自体についても「著名人の顔ぶれ」であるとか「後出しが有利」などという「人間ドラマ」として楽しみ、消費してやり過ごそうという「盛り上がりに欠ける姿勢」がミエミエです。
では、東京には何の問題もないのでしょうか?
そんなことはありません。現在進行形のテーマとしては、東京への一極集中がますます加速しているという問題があります。学生は就活の機会が多いからと東京に集まり、企業は人材確保のためと東京の機能を拡大する。そうした循環の結果として、一極集中は更に激化しているわけです。
東京が日本経済を牽引している一方で、東京の繁栄が地方の経済を毀損している部分もあるわけで、このままこうした一極集中を続けて行っていいのかというのは、東京だけの問題ではないですが、間違いなく東京の問題でもあります。また、リスクマネジメントの観点からも、一極集中の弊害は明らかです。仮に首都直下型の震災が起きた場合には、日本全国が大きな社会的、経済的なダメージを受けることになるからです。
また将来的な問題としては「2020年以降」の東京では、地方に遅れて人口の「巨大な高齢化の塊」が出現する、そうした人口動態の歪みをどうするのかという問題があります。その時に、東京は経済の活力を保ちながら「東京の高齢化を支えていく」ことが可能なのかという議論も必要です。
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