- HOME
- コラム
- リアルポリティクスNOW
- 「菅内閣の支持率急落」を正しく読み解く
「菅内閣の支持率急落」を正しく読み解く
「いざ開催」となれば賛成に転じる?
5月17日には、東京と大阪におけるワクチン大規模接種の予約受付が始まった。自衛隊の医師と看護師を動員し、民間看護師の協力を得ながら一日最大1万5000人程度の大量接種態勢を構築するというオペレーションだ。7月末までという設定期限に間に合うかは分からないが、高齢者向けワクチン接種完了という目標へ向けて大きく事態が進展している「絵面」が報じられることの影響は小さくない。
他方で、波乱要因として残っているのが、コロナ禍での東京五輪開催の是非だ。今回の世論調査では各社ともに「開催」を是とする者がおおむね4割、「中止」すべきとする者が5-6割という結果になっている。
安倍前政権でも、安保法案や共謀罪導入など国論を二分する法案の審議で政権運営が緊迫する局面があった。しかし菅政権がいま直面しているのは、コロナという百年に一度の災難のさなか、世界的イベントである夏季五輪・パラリンピックを開催できるかという超大型の難問だ。世論調査のデータで開催・中止に二分されているとしても、いざ開催となれば、賛成に転じる声が増える可能性はある。
巨大イベントの中止といえば、東京・臨海副都心エリアで開催される予定だった「世界都市博覧会」の中止を公約に掲げ東京都知事選で当選した青島幸男氏が1995年、公約通りに中止を決めた四半世紀前の出来事が思い出される。当時は、中止発表がデッドライン最終日までもつれたこともあって、多くの人が「まさか」と天を仰いだものだ。あの時の中止という決断がその後の東京、そして日本の経済と文化にいかなる影響を与えたかは、未だに人によって評価が異なる。果たして今回はどうなるであろうか。
アマゾンに飛びます
2025年12月2日号(11月26日発売)は「ガザの叫びを聞け」特集。「天井なき監獄」を生きる若者たちがつづった10年の記録[PLUS]強硬中国のトリセツ
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない空気」 2025.10.11
逆転勝利で高市早苗を「初の女性宰相」へと導いたキーマンはこの人物 2025.10.04
最年少か、初の女性か、実務の双璧か...自民党総裁選を制する「3つの力」で検証 2025.09.24
石破首相が退陣表明、後継の「ダークホース」は超意外なあの政治家 2025.09.07
都議選千代田区選挙区を制した「ユーチューバー」佐藤沙織里とは何者か? 2025.06.24
ついに刑事告発された、斎藤知事のPR会社は「クロ」なのか? 2024.12.04
「少数派」石破政権はこれから、3つの難題に直面する 2024.11.19






