モンペ対応、無制限残業...教員の「ブラック労働」の改善は、日本全体の「生産性向上」の試金石に
日本全体の生産性向上に関する試金石
他業種と同様、教員についても業務範囲を明確にし、システムを活用した業務管理を進めることによって、無制限残業などが発生しないよう工夫することが重要である。一方で、やむを得ない理由で長時間労働せざるを得なかった教員には、一般企業と同様、残業代をしっかり支給するなどの対応が必要となるだろう。
教員というのは、業務の性質上、どうしても全人格的な対応が求められがちだが、だからといって無制限に働かせてよいということにはならない。教員の働き方改革は、日本全体の生産性向上に関する試金石となるはずだ。

アマゾンに飛びます
2025年9月9日号(9月2日発売)は「豪ワーホリ残酷物語」特集。円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代――オーストラリアで搾取される若者のリアル
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
「史上最高値」の株高を、日本は喜んでいいのか? 従来の価値観では全体像を見誤るリスクが 2025.08.29
日米関税交渉、日本は「取りあえずの勝ち」だが...待ち受ける「今後の交渉」の内容とは? 2025.08.06
軍事費5%で「経済の犠牲」は不可避...欧州が「無様な対応」を見せた理由と、中国の動向 2025.07.17