ユン大統領の釈放と、ますます揺らぐ韓国法秩序への信頼
二転三転し、不安定さを増す韓国司法
とはいえ、このような韓国固有の検察・司法と民主主義に関わる考え方は、この国の今後に暗い影を落とす。今日の韓国社会は左右両派に分断されており、検察や司法は従うべき「正しい」民意を見いだすのが困難だ。だからこそ、検察や司法の決定や判断は二転三転し、不安定さを増していく。そしてその不安定さが検察や司法への信頼性をさらに損なわせることになる。
間もなく韓国の憲法裁判所が大統領の弾劾を認めるか否かの決定を下す。だが決定がどちらになっても、2つの民意のうち一方がこれを認めることはないだろう。尹をめぐる事態は、韓国の法的秩序に深刻な影響を残しそうだ。
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