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トランプ氏、与党議員に税制・歳出法案の週内上院可決を強く要請

2025年06月25日(水)07時46分

 6月24日、トランプ米大統領は、与党共和党議員に対して、大型減税など政権の目玉政策を盛り込んだ税制・歳出法案を、週内に上院での可決にこぎ着けるよう強く促した。同日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 24日 ロイター] - トランプ米大統領は24日、与党共和党議員に対して、大型減税など政権の目玉政策を盛り込んだ税制・歳出法案を、週内に上院での可決にこぎ着けるよう強く促した。

共和党指導部とトランプ氏は、この「大きく美しい法案」を7月4日の独立記念日前に成立させることを目指している。

ただ共和党の上院議員の間では、まだ法案の細部に関する意見対立が解消されていない。低所得者向け公的医療保険「メディケイド」などの予算をある程度維持すべきとする向きがある一方、保守強硬派からは財政赤字抑制のためにもっと踏み込んだ歳出削減が必要だとの声が出ている。

一部の議員は、法案通過は8月に持ち越される可能性があると予想した。

こうした中でトランプ氏はソーシャルメディアに「上院の友人たちよ、必要なら議会に居続けろ。帰宅してはならない。今週中に取引をまとめろ。下院と協力して可決しろ。直ちに。それが片付くまで休暇はお預けだ」と書き込んだ。

その後ベセント財務長官は上院共和党の昼食会に出席し、議会の動きは7月4日までの法案成立に間に合う流れにあるとの見方を示した。

一方でベセント氏は、法案に連邦債務上限引き上げが含まれている点を念頭に、財政資金が枯渇する恐れがある夏場への「警戒ゾーン」に近づきつつあるとくぎを刺した。

ロイター
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