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イスラエル・イラン紛争はロシアの影響力凋落の第一歩...「ロシアの中東政策は滅茶苦茶に」

2025年6月23日(月)16時50分
ブレンダン・コール(本誌記者)
ロシアのプーチン大統領

プーチンは仲介役を申し出たと報じられたが、すぐに否定に回った YURI KOCHETKOVーPOOLーREUTERS

<中東はほとんどの国がアメリカと親密な関係を築いている。一方ロシアは、親ロ的なシリアのアサド政権が昨年末に倒れたばかりだが...>

ロシアのプーチン大統領はイスラエルのイランに対する「立ち上がる獅子」作戦を止めるため、仲介役を申し出たと報じられた(後に本人が否定)。だがロシアにとって、この紛争は「影響力低下作戦」とでも呼ぶべき事態の新たな1章になりかねない。

同盟国だったシリアのアサド前大統領が国外へ追放されてから半年。トランプ米大統領はイランの核開発能力に対するイスラエルの攻撃に加わることを検討中だ。今やプーチンの目の前で、もう1つの親ロシア政権がぐらついている。


「アサド政権が前菜だったとしたら、イランの喪失はメインディッシュだろう」と、米国家情報長官室(ODNI)の元上級スタッフ、アンドルー・ボリーンは本誌に語った。

ロシアの官製メディアは主要商品である原油価格の上昇など、現在の状況のプラス面を強調しているが、ロシアの影響力は低下する一方だ。政治学者のアンドレイ・コルトゥノフはロシア紙コメルサントの論説で、イスラエルの軍事作戦を「深刻なリスク」と指摘した。

「ロシアの中東政策はめちゃくちゃになった」と、米シンクタンク・中東フォーラムのグレッグ・ローマンは本誌に語った。ロシアはシリアとイラクに加え、イランでの影響力も失いつつあるという。

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