米スピリット航空、ジェットブルーとユナイテッドの提携阻止を要請
6月24日、米格安航空会社(LCC)のスピリット航空は、運輸省に対し、同業ジェットブルー航空とユナイテッド航空の提携計画を阻止するよう求めた。写真は、ジェットブルー航空のロゴ。2024年7月、英国のファンボローで撮影(2025年 ロイター/Toby Melville)
[ワシントン 24日 ロイター] - 米格安航空会社(LCC)のスピリット航空は24日、運輸省に対し、同業ジェットブルー航空とユナイテッド航空の提携計画を阻止するよう求めた。この提携は公正な競争を阻害し、大手航空会社が同様の提携を追求するきっかけになると訴えた。
ユナイテッドとジェットブルーは5月、両社の包括的な提携の枠組み「ブルー・スカイ」を通じて、旅客は両社のウェブサイトで航空券を予約できるほか、マイレージプログラムのポイントを相互に貯めたり使ったりできると発表した。スピリットはこの提携でより小規模のジェットブルーが「ユナイテッドの事実上の従属会社になる」と指摘し、LCC業界に不利益をもたらすと主張した。
ジェットブルーは、この提携は「スケジュール調整や収益分配を含んでいない。ジェットブルーとユナイテッドはこれまで通りそれぞれ独自のブランドとフライト番号で運行予定を発表するだけでなく、価格を設定し、販売を継続するため引き続き競合関係にある」と反論している。
2024年3月、米司法省が競争上の懸念を理由にジェットブルーとスピリットの合併を阻止したため、両社は合併合意を破棄した。





