最新記事
ウクライナ戦争

ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態

Cannon Fodder from Africa

2026年1月29日(木)18時00分
ノズモット・グバダモシ (ジャーナリスト)
プーチン

プーチンは欧米の支援疲れを狙って戦略的消耗戦を続けている VYACHESLAV PROKOFYEVーPOOLーSPUTNIKーREUTERS

<高報酬の求人にだまされて気が付けば前線に...。手口は人身売買同然だ>

軍事経験のないアフリカ人が「仕事」を約束されてロシアに誘い込まれ、数日間の基礎的な訓練だけでウクライナとの戦闘の前線に送られている。その数は推計で数百人に上るとみられる。

【動画】体に爆発物を巻き付けられ...自爆特攻を強要されるアフリカ人

先日、ある動画がネットで拡散された。胸に爆発物を巻き付けた若いアフリカ人兵士(フランシスと名乗っている)が銃口を突き付けられ、ウクライナ軍の防空壕に向かって走らされているように見える。爆発物はTM-62対戦車地雷のようだ。


ロシア語を話す男が「びびってんのか? もらすなよ」と怒鳴る。恐怖に震えるフランシスが「ノー、ノー、ノー」と叫ぶ声が聞こえる。


ロシア軍の外国人新兵の虐待や不当な扱いについては数多くの報告があると、アメリカのシンクタンク、戦争研究所研究員のカテリーナ・ステパネンコはフォーリン・ポリシー誌に語る。「ロシア軍が外国人兵士を正面攻撃に投入することはよくある......以前は捕虜を使っていた」。また、彼らの外国人新兵の扱いには「人種差別」と「外国人嫌悪」が見て取れるという。

同じ頃に拡散された別の動画では、戦闘服を着たアフリカ人の若者たちが雪の中で歌っている。カメラの後ろにいると思われる男がロシア語で、「使い捨ての奴らが山ほどいるぞ」とあざ笑う。


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ウォルマート決算や経済指標に注目、「AIの負の影響

ワールド

ドバイ港湾DPワールドのトップ辞任、「エプスタイン

ワールド

米はウクライナに「譲歩求めすぎ」、ゼレンスキー氏が

ワールド

反体制派ナワリヌイ氏は「毒殺」、欧州5カ国声明 ロ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 2
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    それで街を歩いて大丈夫? 米モデル、「目のやり場に…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 8
    【インタビュー】「4回転の神」イリヤ・マリニンが語…
  • 9
    機内の通路を這い回る男性客...閉ざされた空間での「…
  • 10
    中国の砂漠で発見された謎の物体、その正体は「ミサ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 6
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 10
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中