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MISIA、ヒゲダンの歌声「1/fゆらぎ」に見る、音楽と科学の深い関係
ゆらぎには何種類もあり、1/fゆらぎはパワー(周波数密度)が周波数fに反比例するようなゆらぎです。
現在では、生物の神経細胞が発射する電気信号の間隔が1/fゆらぎをしていることが分かっています。さらに、人の生体リズムにも1/fゆらぎが存在すること、外部から五感に訴えられた時に1/fゆらぎが快適と感じることも判明しています。たとえば、小川のせせらぎ、そよ風、蛍の発光、ろうそくの炎の揺れなどは1/fゆらぎをしていて、体感すると心地よく感じると言われています。
日本の1/fゆらぎ研究の第一人者である武者利光・東京工業大学名誉教授は、「自然界の1/fゆらぎ音を聞くと、脳内がα波の状態になり、リラクゼーション効果をもたらす」と説明します。以前から「聴くと癒やし効果がある」と言われていたモーツァルトの室内楽『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』を分析すると、1/fゆらぎをしていることも検証されました。
最近は「1/fゆらぎの声の持ち主」も話題になっています。紅白歌合戦に関連のあるアーティストでは、美空ひばり、MISIA、宇多田ヒカル、徳永英明、平井堅、Official髭男dismのボーカル・藤原聡らの歌声が1/fゆらぎをしていると分析されています。
癒やしに関する音の要素として、ヒーリング音楽では「528ヘルツ」が強調されていることもあります。一部の生物学者や音楽療法は「528ヘルツはDNAを修復する」と主張します。断言するには、さらなる科学研究と再現性の確認を待たなければならないでしょう。
もっとも、528ヘルツはグレゴリオ聖歌で使われる音階に現れる周波数です。長年に渡って人々の癒やしの記憶と結びついた音階と言えるのかもしれません。
緊急事態速報チャイムの条件とは
癒やしや気分をよくするために聴くのが音楽ですが、「人を緊迫させる音」を追求して社会に役立てた人もいます。
今秋は緊急地震速報の発表が多発しました。2021年は昨日11月22日までに9回発表されていますが、うち6回が9月以降です。
NHKが使っている緊急地震速報を知らせるチャイムは、音響学や福祉工学を専門とする伊福部達・東京大学名誉教授に作成を依頼したものです。東日本大震災の第一報の前にも流れたこのチャイムは、①緊急性を感じさせるが不快感は与えない、②聴覚障がい者や高齢者などにも聞こえやすい、③すでに使われている効果音やアラーム音などに似ていないなどを考慮して作られました。
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