コラム

生産性を劇的に高める「サクタスチーム」の活用法

2018年10月10日(水)15時30分

「サクタス」ミーティングを活用すると、プロジェクトはさくさく進む LuckyBusiness-iStock.

<「さくさくタスクを処理する=サクタス」を達成するにはまず、プロジェクトを細かいタスクに分ける>

「働き方改革」の大きな目玉は長時間労働の是正。今のご時世、生産性の低い企業に、優秀な人材は見向きもしません。

私は企業の現場に入って、目標を絶対達成させるコンサルタントです。経営者に「絶対達成」を約束するわけですから、生産性の低い働き方を容認するはずがありません。

とくにホワイトカラーの方々には、「サクタス」を意識させます。

さくさくタスクを処理することを私のコンサルティング会社では「サクタス」と呼びます。成功を意味する「サクセス」と似ているし、何より語感がいいので、いろいろな人や職場で使ってもらえます。

日ごろから使う言葉は、仕事のパフォーマンスに影響を与えます。さくさく仕事ができないのは、単に感覚的なもの。したがって、感覚的に気持ちが上がる言葉を意識して使っていきましょう。

「さくさく」という擬態語を混ぜた造語「サクタス」は、ポジティブな感じがするし、何より心を軽やかにする作用があります。

「今日も1日サクタスでいこう!」

とチームリーダーが職場でいえば、「はい!」とメンバーの心に火種ができることでしょう。リーダーがどのような言葉を選択するかでチームの雰囲気はがらりと変わります。

タスクとは何か?

ところで、そもそも「タスク」の意味を正確に理解している人がどれぐらいいるでしょうか。

現場でコンサルティングをしていると、タスクの定義をわかっていない人が意外に多いのです。

仕事の単位は大きく分けると「プロジェクト」と「タスク」に分けられます。まずは、言葉の定義をそろえてみましょう。

■「プロジェクト」......目標を達成させるための計画、タスクの集合体

■「タスク」......スケジュールに記入できるほどの作業や課題の最小単位

たとえば、「イベントの集客をする」「部下を育成する」「職場の整理整頓をする」──これらはすべてプロジェクトです。

プロジェクトだと、作業時間を見積もることができないため、スケジュールにも記載できない。ですから、いつ誰がどれぐらいの時間を使ってその仕事をやるのかハッキリしないため、結局は先送りされていきます。

正しく「サクタス」するためには、やるべき仕事がタスクなのかプロジェクトなのかをまず識別するところからはじめるのです。そうすることにより「考えるクセ」が身についていきます。

「サクタスミーティング」

とはいえ、プロジェクトをタスク分解することが苦手な人もいます。「来月のイベントに向けて、しっかり集客していこう」などと抽象的な表現なら言えるけれども、その目的を果たすための具体策(タスク)が何かと問いかけても思い浮かばない人が多い。

ですからチームで、タスク分解すべきです。

プロフィール

横山信弘

アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長。現場に入り、目標を絶対達成させるコンサルタント。全国でネット中継するモンスター朝会「絶対達成社長の会」発起人。「横山信弘のメルマガ草創花伝」は3.5万人の企業経営者、管理者が購読する。『絶対達成マインドのつくり方』『営業目標を絶対達成する』『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者。著書はすべて、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。年間100回以上の講演、セミナーをこなす。ロジカルな技術、メソッドを激しく情熱的に伝えるセミナーパフォーマンスが最大の売り。最新刊は『自分を強くする』。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU、メルコスルとのFTA締結承認 反対くすぶる

ビジネス

FRBは今後もデータに基づき決定、ゴールドマンのチ

ビジネス

フォルクスワーゲン、25年中国販売3位転落 吉利汽

ビジネス

ユーロ圏投資家心理、1月予想以上に改善 底打ちの兆
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画をネット民冷笑...「本当に痛々しい」
  • 4
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 8
    筋力はなぜパワーを必要としないのか?...動きを変え…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story