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反・一帯一路──パキスタン南西部バルチスタン州における「反中テロ」の最前線
zmotions -shutterstock-
<パキスタンで「一帯一路」構想が進む中、それに対する強い反発をテロという極端な手段で示すのが、バルチスタン解放軍(BLA)だ。「反中テロ」の連鎖が止まらない>
日本国内ではその多くが報道されないが、パキスタンでは長年、中国人や中国の権益を標的としたテロが頻発している。特に、中国が推進する「一帯一路」構想の一環である中国・パキスタン経済回廊(CPEC)に関連するプロジェクトが進展する中、バルチスタン解放軍(BLA)による攻撃が目立っている。
BLAは南西部バルチスタン州のパキスタンからの独立を掲げる武装集団であり、中国の経済進出を「資源の搾取」や「支配」とみなして、CPEC関連施設や中国人を攻撃対象としている。これらのテロ行為は単なる暴力に留まらず、地元住民の不満を煽り、パキスタン政府と中国の緊密な関係に亀裂を生じさせる戦略的意図を伴っている
断続的に続く「反中国」テロ
2024年10月、カラチのジンナー国際空港近くで、電力会社関係の中国人技術者や投資家を乗せた車列が自爆攻撃を受け、中国人2人を含む3人が死亡、17人以上が負傷した。BLAは直ちに犯行を認め、中国人を意図的に狙ったと主張し、CPECを「バルチスタンの収奪」と批判した。
この事件は、上海協力機構(SCO)首脳会議開催の直前に発生し、パキスタンの治安問題を国際的に浮き彫りにし、CPECの安全性への疑念を投げかけた。2024年3月には、北西部ベシャムでダム建設現場に向かう中国人技術者の車が自爆テロにより谷に転落し、5人が死亡した。
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