イラク政府とクルド人自治区、パイプライン経由の原油輸出再開で合意
写真はイラクのスダニ首相とクルド人自治区政府のバルザニ自治区政府首相。2月2日、イラクのアルビルで撮影。イラク首相府広報室提供。REUTERS
Ahmed Rasheed Yomna Ehab
[バグダッド 17日 ロイター] - イラク政府と同国北部のクルド人自治区政府は、自治区内からトルコのジェイハン港に至るパイプラインを経由した原油輸出を18日に再開することで合意した。イラクのアブドルガニ石油相が17日明らかにした。
国営メディアはアブドルガニ氏の発言として、パイプラインが現地時間午前10時(日本時間午後4時)に稼働する見通しだと伝えた。
クルド人自治区政府も合意があったと認め、双方が協力してパイプライン経由の原油輸出再開に向けた準備に取り組み、収入はイラク政府に戻されるとする声明を発表した。
自治区政府によると、油田防衛や輸出活動の継続性を確保するために必要な安全保障上の措置を講じることでも意見が一致したという。
バルザニ自治区政府首相はXへの投稿で、イラクが直面している「異例の環境」を踏まえて自治区政府としてパイプラインを通じた原油輸出を容認すると述べ、今後はイラク政府との間で、自治区向け輸入・貿易制限の早急な解除と、石油・ガス企業が安全な環境で操業できる保証の提供を求めて協議を続けると付け加えた。
イラク政府は、ホルムズ海峡が事実上封鎖された中で代替輸出ルートとなるパイプラインを利用することを自治区政府が拒絶していると非難し、自治区側がイラク政府は石油セクターの安全確保や経済的被害に適切な対応を怠っていると反論するなど対立が続いていたが、17日になってイラク大統領府が双方に原油輸出のための協力を呼びかけた。





