学校で生成AI「禁止令」... 人工知能は先生たちの敵か味方か
ASIA VISION/ISTOCK
<学校の宿題に生成AIを活用しているケースが見受けられるという。ただ単に禁止するのではなく、うまく活用できれば教育環境はもっと豊かになるはずだ>
ジェネレーティブAI(生成AI)を学校の授業で活用すべきか──。
NTTドコモのモバイル社会研究所が4月に公表した調査結果が目に留まった。小中学生の保護者のうち賛成派は37%で、反対派21%、「分からない」42%。これを見てしばし考え込んだ。37%って低くない?
生成AIは教師の助っ人として教育プランの斬新なアイデアを提供できる。生徒の討論や外国語会話の相手になれるし、原稿や作文を評価するコーチにもなれるだろう。
文科省が昨夏、小中高生による利用についてかなり肯定的なガイドラインを出したので、全国の学校が生成AIを導入し始めているはずだとすっかり思っていたが......。AIが正確でない返答をしたり、偏った答えを出してしまうという問題もあるだろうが、先生たちはプロの教育者だ。そこは彼らの腕を信じたい。
そもそも注目すべきは、生成AIの授業内活用よりも「外」での活用ではないか。つまり、子供が家でやる宿題についてだ。
文科省のガイダンスに「生成AIが作り上げたものを生徒がそのまま自分のものとして提出しないように」という旨の記載があるが、先生が見ていない状況で、生徒はこれに従うだろうか? AI丸写しレポートを提出する生徒もいるのではないか?
わが家は最近、この問題を意識せざるを得ない状況になった。子供が通うインタナショナルスクールから「宣告」が届いたのだ。どうやら学校が特殊ソフトの力を借りて、AI丸写しのレポートを検出したらしい。しかも、複数件あったという。
文面からは、学校の憤りとフラストレーションがまざまざと伝わってきた。「担当の先生が生成AIを活用せよと言わない限り、宿題に使うな。使った形跡がある場合は罰する」。来た! 生成AI禁止令だ。
インターナショナルスクールは日本の学校よりも服装や髪形などはいくらか自由だが、このテーマに関してはシビアなようだ。この問題に対して、外国の学校はどう対応しているのだろう?
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