環境問題のPRアニメになぜ萌えキャラ? 「温暖化対策×セクシーな女の子」の安易さ
今回の「萌えキャラクターキャンペーン」は2016年から続いているが、このために税金を使うのは果たして妥当だろうか。PRのアニメが必要なら、大人や子供、男女問わずに誰が見てもいい作品にしなければ意味がない。
最後に、たとえ国民全員がアニメで紹介された「賢い選択」に従ったとしても、日本という国が全体的に地球に優しい国になるわけでもない。国民の行動変化よりも、国のエネルギー政策、エコロジー政策のほうが重要ではないか。今の日本には再生可能エネルギーの割合、原子力発電所の使用済み核燃料の再処理や最終処分など山ほどの課題がある。税金は一部のアニメファン向けのアニメ作品ではなく、具体的にその問題を解決するために使ってほしい。
西村カリン
KARYN NISHIMURA
1970年フランス生まれ。パリ第8大学で学び、ラジオ局などを経て1997年に来日。AFP通信東京特派員となり、現在はフリージャーナリストとして活動。著書に『不便でも気にしないフランス人、便利なのに不安な日本人』など。
<2020年9月29日号掲載>
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