ダニエル・ラドクリフからの手紙も話題に...ドラマ版『ハリー・ポッター』が始動
Harry Potter at HBO
(写真左から)ドラマ版でハーマイオニーとハリー、そしてロンを演じる3人組 COURTESY OF AIDAN MONAGHAN/HBO
<上映時間の制約があった映画版とは異なり、ドラマという形式が『ハリー・ポッター』にもたらす自由度は大きい。HBOはこの利点を生かし、原作の細部まで丁寧に描く構想を明らかにしている>
▼目次
ダニエル・ラドクリフからの「アドバイス」
『ハリー・ポッター』シリーズのドラマ版の制作が着々と進んでいるようだ。制作元はワーナー・ブラザース・ディスカバリー傘下のケーブルテレビ局HBO。その動画配信サービスMaxで、順調にいけば2027年にシーズン1の配信が始まるという。
ホグワーツ魔法魔術学校の森番ハグリッドを演じるニック・フロストや、アルバス・ダンブルドア校長を演じるジョン・リスゴーらの画像も相次いで公開されている。
映画ではどうしても上映時間の制約が大きかったが、ドラマは原作1巻(つまりハリーたちの1学年)につき1シーズンというフォーマットのため、J・K・ローリングの原作の世界をより忠実に、より深く描くことができる。
ファンの期待はいやが上にも高まるが、HBOとMaxのケーシー・ブロイス会長兼CEOは、さらにファンを喜ばせる発言をしている。11月20日にニューヨーク本社で開かれたメディア向けイベントで、シーズン2の制作も示唆したのだ。
「もちろん、まだシーズン1の撮影中で、シーズン2は脚本の執筆段階にある。だから当然、まだ決まっていないことも多い」と、ブロイスは慎重に前置きをした。「金曜日にシーズン1の撮影を終えて、月曜日からシーズン2の撮影開始とはいかないだろう」
「ただ、子役たちは成長が速い」と、ブロイスは付け加えた。次のシーズンの公開までにあまりに時間を置くと、子役の身体が大きくなってしまい、物語の学年との間に違和感が出てしまうというのだ。「視聴者のためにも、次のシーズンとの間隔があまり空かないようにしたい」





