トランプに先手を取られ、新興政党には後れを取った──石破政権を待つ「過酷な運命」とは?
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麻生、菅、岸田の自民党重鎮と会談後、メディアの取材に応じた石破首相(7月23日) KIM KYUNG-HOONーREUTERS
<求心力を失った政権、離反する支持層、躍進する新興政党──。SNS上での選挙争点をつかめぬまま、皮肉なタイミングでトランプ政権との関税交渉が妥結。日本政治は混沌の時代へ>
7月20日の参院選で自公政権が敗北した。自民党は改選議席を13減らす39議席、公明党は6減らす8議席に沈み、石破茂首相が必達目標として掲げた「非改選議席と合わせて与党で過半数を維持できる50議席」に3議席届かなかった。代わって国民民主党は13増の17議席、参政党も13増の14議席を獲得する躍進を遂げた。
比例代表の得票数を見ると、参政党が前回の参院選よりも約566万票増やし、国民民主党も446万票増、れいわ新撰組が156万票増。この他、参院選初挑戦の日本保守党が298万票、チームみらいが152万票を獲得した。
これに対して自民は545万票、公明は97万票を減らしている。日本維新の会は347万票、共産党も75万票を減らしており、政権与党だけでなく既存政党への批判票が新興勢力に流れ込んだことは明らかだ。立憲民主党は63万票増にとどまり獲得議席は増減ゼロの横ばいで、与党批判の受け皿にならなかった。
特に注目されるのが保守票と若者票であり、各種出口調査によると、これまで自民党を支持してきた保守層と、10代から30代までの若年現役世代の多くが参政党と国民民主党に投票先を変えた傾向が浮かび上がってくる。
移民・外国人問題、対中外交、選択的夫婦別姓法案、女系女性天皇容認論などにおける石破政権の姿勢に失望した保守層が離反し、第2次安倍政権を支えた保守岩盤支持層が既に溶解していた実態が明らかになった。
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