米国株式市場=下落、AI支出増でメタ・マイクロソフトが安い 金利懸念も
 
        	米国株式市場は主要3指数がいずれも下落して終了。写真はニューヨーク証券取引所(NYSE)で17日撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
Sinéad Carew Pranav Kashyap
[30日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数がいずれも下落して終了。ナスダック総合とS&P総合500種が下げを主導した。人工知能(AI)支出の急増に対する懸念からメタ・プラットフォームズやマイクロソフトが売られたほか、米連邦準備理事会(FRB)の金利見通しを巡る懸念が重しとなった。
メタは11.3%急落。1日の下げ幅としては過去3年間で最大となった。29日の決算発表で、来年の設備投資について、AIへの投資により、今年の水準を大幅に上回るとの見通しを示した。
マイクロソフトは2.9%下落。 第1・四半期(7─9月)の設備投資額が過去最高の350億ドル近くとなったほか、今年度の設備投資が増加するとの見通しを示した。
一方、グーグルの親会社アルファベットは2.5%上昇。主力の広告事業とクラウドコンピューティング事業の安定的な成長を背景に、第3・四半期決算が予想を上回った。
FRBは28─29日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25%ポイント引き下げた。ただ、パウエル議長は12月会合での追加利下げは「既定路線」ではないと発言。これを受け、市場が織り込む12月の利下げ確率は今週前半の90%超から約70%に低下した。
248ベンチャーズのチーフストラテジスト、リンジー・ベル氏は「市場はこれまでの上昇後、リスクオフムードとなっている。S&P500は史上最高値に近い水準にあるが、今回のテクノロジー企業の決算は、その高い期待に応えるものではなかった」と指摘した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 47522.12 -109.88 -0.23 47446.88 48014.92 47381.91
前営業日終値 47632.00
ナスダック総合 23581.14 -377.33 -1.58 23793.08 23846.13 23578.47
前営業日終値 23958.47
S&P総合500種 6822.34 -68.25 -0.99 6860.50 6880.75 6820.69
前営業日終値 6890.59
ダウ輸送株20種 15729.54 +141.86 +0.91
ダウ公共株15種 1118.73 -3.29 -0.29
フィラデルフィア半導体 7216.00 -111.93 -1.53
VIX指数 16.91 -0.01 -0.06
S&P一般消費財 1886.13 -49.46 -2.56
S&P素材 546.28 -5.54 -1.00
S&P工業 1308.90 -3.23 -0.25
S&P主要消費財 852.79 0.00 0.00
S&P金融 868.90 +2.75 +0.32
S&P不動産 257.48 +1.65 +0.65
S&Pエネルギー 670.42 -4.62 -0.69
S&Pヘルスケア 1681.51 +3.76 +0.22
S&P通信サービス 431.31 -9.45 -2.14
S&P情報技術 5979.41 -85.39 -1.41
S&P公益事業 455.64 -1.82 -0.40
NYSE出来高 13.74億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 51405 - 55 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 51330 - 130 大阪比







 
 
 
 
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     












