タイミーが仕掛ける「一次産業革命」とは? 農家の「攻めの経営」を後押しするスキマバイトの可能性
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タイミー 社長室 地方創生グループ 一次産業チーム 千葉連理氏
<「正直、ビジネスとしての可能性は低いと思っていました」──全国で1100万人以上の「ワーカー」を集めるまでに急成長したタイミーが、「いま」一次産業の危機に挑むのはなぜなのか>
「一次産業の人手不足を解消できる『革命的な仕組み』があります」
スポットワーク仲介を手掛ける「タイミー」で一次産業チームのリーダーを務める千葉連理氏は全国各地の現場を訪ね、そう断言して回った。それは誇張した営業文句ではなく、自らも信じる本音だった。
いま、農業・漁業・林業などの一次産業分野では人手不足が深刻だ。背景には、担い手の高齢化や地方の過疎化、人口減少などが複合的に絡み合う。影響は甚大で、農業を例にとれば、農家数の減少によって、今後いっそうの食料自給率低下が懸念されるだけでなく、管理されない耕作放棄地が増えることで、土砂崩れや洪水といった災害や、獣害などのリスクも高まる。
また昨今は、国際情勢が不安定になるなか、将来的な食料安全保障の確立も危ぶまれる。同様に漁業、林業も働き手が足りない。暮らしを支える一次産業の人材確保は、日本の喫緊の課題だ。
こうした社会問題の解決を目指して、タイミーが動き出した。利用者の「働きたい時間」と事業者の「働いてほしい時間」をマッチングする「スキマバイト」サービスを2018年に開始した同社は、飲食、物流、小売分野をメインに求人を拡大。全国で1190万人(25年7月末時点)を超えるワーカーが登録し、短時間で条件に合う人材を集められるプラットフォームへと急成長を遂げた。
そして同社では、23年に農業チームを設立し、翌年には対象を一次産業に拡大。事業者への提案やサポートを強化し、立ち上げから2年で47都道府県に求人を広げている。タイミーのサービスと一次産業の高い親和性について、千葉氏はこう説明する。
「一次産業は、その日の天気や気温、作業量に影響を受けやすい。ピンポイントで働き手を集める必要があるので、『早ければ即日中に求人が掲載でき、最短1時間から』ワーカーを呼べるタイミーの仕組みとは、すごく相性がいいと考えています。農家では人手不足で農作物を最適期に収穫できないケースも多くありますが、タイミーを使えば『この日に30人来てください』という人の集め方が可能。そうすれば野菜や果物が一番美味しいタイミングで一気に収穫できる。消費者にとっても嬉しいですよね」
タイミーの活用は、人手不足解消にとどまらず、事業者のビジネス拡大や採用活動にも寄与している。愛媛県の農事組合法人では、タイミーの導入で安定的な人手の確保が可能に。生産性が高まり、出荷量を約3倍に伸ばした。また、大分県の農家ではタイミー経由でマッチングしたワーカーとして訪れた3人の新規採用に成功している。
「マイナスをゼロにするだけでなく、プラスにする事例が出てきたのは嬉しい成果です。担い手が見つかれば、規模を拡大したい考えの事業者は全国にたくさんいるはず。タイミーを活用して『攻めの経営』に舵を切り、事業を成長させる好循環が生まれています」
タイミーが生むつながりがイノベーションを巻き起こす
求人は農業を中心に、漁業や林業にも広がりつつある。一次産業への進出は順調に見えるが、タイミー社内では当初「ギャンブル」的な事業との見方もあったという。
「正直、ビジネスとしての可能性は低いと思っていました」と千葉氏は語る。
「物流倉庫だと1日に数百人の求人が出ますが、農業では1日1人から数人程度。手を出す産業ではないとの声もありました。でも社会課題が現実にあるなか、経済合理性だけで判断はしたくない。一次産業全体で見れば時期によって多様な仕事があり、ビジネスとして『化ける』可能性も秘めている。どうなるかわからないけれど、『とにかくやってみよう』というスタンスでした」
この挑戦が奏功している背景には、千葉氏の熱意と行動力もあるだろう。小規模な個人事業者が多い一次産業でコミュニケーションの機会づくりに苦慮しながらも、経営者をはじめ、自治体、JAなどへタイミーの可能性を訴え続けた。
ときに農家を訪ねて畑で一緒に汗を流し、遠方の現場にも二つ返事で向かった。その原動力の源には、ある個人的な経験があるという。
「妻の実家が牛の畜産農家で、台風予報を聞いた高齢の義父母が、牛の餌になる藁を数日間、早朝から深夜まで刈り取り続けていたんです。そんな重労働を目の当たりにして、もどかしさを感じました。タイミーを使って人手を集め、皆で作業すれば半日で終わるかもしれない。同じようなことが全国で起きているならば、タイミーが手を差し伸べるべきではないかと考えるようになりました」
千葉氏をはじめチームの地道な営業に加え、一次産業従事者の間でも口コミで評判が広がり、タイミーにおける一次産業の求人募集人数は2年間で約8.7倍に増えた。全国多数の自治体と人手不足解消に向けた連携協定も結び、農林水産省のプロジェクトのメンバーにも加わっている。
「最初は農家の方からよく『農業で求人を出しても誰も来ないよ』と言われました。しかし実際に求人を出してみると、『農業をやってみたかった』『実際にやったらすごく面白かった』というワーカーが日本全国にいたんです」
思い込みによる見えない「壁」が壊され、数万人規模の人材が一次産業へ一気に流れ込む。ある会社員は週末に漁業を手伝い、時化(しけ)で仕事ができない漁師が別の地域で農作業を担い、都会に住む人が週末に自然に触れながら林業に勤しむことも可能になる......。
多様な働き方を実現するハードルが大きく下がり、タイミーをきっかけとした一次産業への就職も増えている。千葉氏は一次産業の「ワクワクする未来」を展望する。
「他業種の経験があるワーカーが一次産業を体験し、事業者とつながりが生まれることで多様なイノベーションが起きています。今この瞬間も日本全国の現場で化学反応が発生しているとしたら、一次産業がもっと面白くなっていく気配がプンプンしませんか?」
株式会社タイミー 社長室 地方創生グループ 一次産業チーム
千葉連理(Renri Chiba)
1986年、宮城県生まれ。専修大学を卒業後、三井住友銀行入行。複数の人材サービス会社を経て、2021年タイミーに入社。東北支社長を務めた後、2023年に農業チーム(現一次産業チーム)を立ち上げ、現職
●問い合わせ先
株式会社タイミー
https://corp.timee.co.jp/
一次産業チーム
agri@timee.co.jp
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