感謝祭当日オンライン売上高約64億ドル、AI活用急増=アドビ
2025年11月28日、米ニューヨーク州ウッドベリーにあるアウトレットで撮影。REUTERS/Jessica DiNapoli
Jessica DiNapoli Rich McKay Siddharth Cavale
[ニューヨーク/アトランタ 28日 ロイター] - データ会社アドビ・アナリティクスによると、27日の感謝祭当日のオンライン小売売上高は前年比約5.3%増の64億ドルと、予想を上回る結果となった。翌日の金曜日(ブラックフライデー)を前に、実店舗よりもオンラインに消費者の購入傾向がシフトしている様子を示唆した。
より多くの買い物客が人工知能(AI)を活用するようになっており、アドビのデータによると、感謝祭当日のAI経由の米小売サイトへのトラフィックは前年比で725%と大幅に増加。AI経由の訪問の半数以上で、実際の購入につながる可能性が高かったという。
ただ、アドビによると、ブラックフライデーに向けたプロモーションは数週間にわたって実施されることから、その重要性は薄まっているという。
一方、インフレが高止まりし、労働市場が軟化する中、買い物客の動向には慎重さもみられる。米顧客管理ソフト大手セールスフォース
またムーディーズ・アナリティクスによると、2025年第2・四半期の上位10%の富裕層(年間所得25万ドル以上)が全消費支出に占める割は約48%にも上り、裕福な世帯が消費をけん引している構図も示された。





