「アメリカ・ファースト」が過ぎるトランプよりマシ!?好感度で差を縮める中国
China's Global Popularity Rises as US Stumbles
今年1月8日〜4月26日にかけて実施されたこの調査で、中国に対して好意的な見方をする人の割合は25カ国中15カ国で昨年より増加したと報告されている。
さらに、習近平が国際問題について「正しいことを行う」と確信しているという回答も、多くの国で増えたという。
「だが、そうした変化にもかかわらず、中国と習近平に対する全体の見方は依然として否定的だ」と、ピューは報告している。調査対象となった25カ国の成人のうち、中国に対して好意的な見方をする人の割合は中央値で36%、好意的でない人の割合は54%だった。 習近平を信頼している人は25%で、ほとんどまたはまったく信頼していない人は66%だった。
「アメリカを肯定的に見る人の方が中国より多い。しかし、この差は縮まってきており、アメリカに対する見方はより否定的になり、中国に対する見方はより肯定的になっている。」と、ピューの報告書は述べている。
中国と習近平は、調査対象となった9つの中所得国で、16の高所得国よりも好意的な評価を受け、地域によって差があったという。
中国に対する見方が最も否定的だったのは、アジア太平洋地域。日本では、中国に対して好意的な見方をする人はわずか13%で、オーストラリア、インド、韓国でも25%以下だった。例外はインドネシアで、約3分の2が好意的な見方をしていた。